- はじまり
- 今回選ぶスピーカーのタイプ
- なぜ「一体型スピーカー」なのか
- なぜ「AUX出力に対応している」必要があるのか
- ランキングを付ける。
- 10位:Victor SP-WS02BT
- 9位:Tribit XSound Mega
- 8位:Tivoli Audio Model One BT
- 7位:TRANSPARENT Small Transparent Speaker
- 6位:Anker Soundcore Motion+
- 5位:Marshall Middleton
- 4位:Fender Audio NEWPORT 2
- 3位:DENON HOME 350
- 2位:Anker Soundcore Motion X600
- 1位:Fender Audio RIFF
- まとめ
- おしまい
はじまり
スピーカーが欲しいぞ~
今回は一体型にしてみよう。
机の上がスッキリする。
今回選ぶスピーカーのタイプ
今回選ぶスピーカーのタイプは、主に「一体型スピーカー」で「AUX出力に対応している」ものです。
「一体型スピーカー」という定義は、スピーカーが左右に分かれておらず、サウンドバーほどの長さではないものを指すこととします。
左右に分かれているスピーカーは、例えばこんなもの。
サウンドバーといえば、例えばこんなもの。
なぜ「一体型スピーカー」なのか
「一体型スピーカー」を選ぶ理由としては、2点あります。
- スピーカーが1つにまとまってるので持ち運びが楽。
- 横に広すぎるとスペース的に邪魔。
今回選ぶスピーカーはそもそも、PCのスピーカーとしての用途が最も大きいです。そして、普段使用するPC周りにどんどんホコリが溜まっていくのは見苦しいので、定期的に掃除したいです。
その際に、持ち運ぶスピーカーが2つに分かれていて尚且つケーブルで繋がっていると、なんとも掃除をするのが億劫になってしまいます。そのため、ホコリが溜まるような場所に置きっぱなしにしておくようなスピーカーは、1つになっている方がキレイな状態を保ちやすいと思いました。
そして、そのPC周りに置くスピーカーとしては、サウンドバーはスペースを占拠し過ぎな気がします。
例えば、このテンキーレスキーボードと先程のサウンドバーの幅を比較してみます。
- サウンドバー・・・幅90cm x 奥行8.8cm x 高さ6.4cm
- テンキーレスキーボード・・・幅36.43cm x 奥行15.08cm x 高さ3.35cm
なんと、サウンドバーの幅は、テンキーレスキーボードの2倍以上あります・・・。
そんなに長いものがPC用のモニターの下に置いてあるとすると、マウスを動かすスペースが減ってしまいます。(まあ、トラックボールを使うのであれば問題ないですが、ゲームをする人はトラックボールはあまり使いませんよね。)PCモニターの上に台を設置する必要が出てきてしまいます。
そのため、幅はあまり席巻しないようなスピーカーが欲しい。
なぜ「AUX出力に対応している」必要があるのか
「AUX出力に対応している」必要がある理由としては、2点あります。
- 電池の持続時間が長い。
- 音質が良い。
今回選ぶスピーカーはそもそも、PCのスピーカーとして利用します。なので、電池の持続時間は長い方が好ましいです。PCの使用中にいつの間にか音が鳴らなくなっているのはイヤですからね。
また、「電源コンセントに繋ぎっぱなしで良いのではないか?」という考えもありましたが、「一体型スピーカー」のジャンルのスピーカーは、持ち運べるように製品設計がされている場合が殆どですので、過充電によってそのポータブル機能を損なうことは出来るだけ避けたいです。なので、Bluetooth等で無碍に電池を消費したくない。
そして、Bluetooth等の無線接続よりも、AUX等の有線接続の方がもちろんスピーカーから出てくる音の音質は良くなります。重ねてDACを挟んだ有線接続と、無線接続では音質は全くの別物です。
また、AUX端子に繋ぐもの以外に、バイワイヤリング対応端子に繋ぐスピーカーもありますが、そちらの方はよりお値が張りますし、そんなに色々なケーブルをPC周りに張り巡らしてしまうと、これまた掃除をするのが億劫になってしまいます。
なので、電池の消費が少なく音質も良い有線接続の中でも、「AUX出力」対応のスピーカーが良いと思いました。
ランキングを付ける。
そこで、「一体型スピーカー」で「AUX出力に対応している」スピーカーの中で、実際に聴き比べてみてランキングを付けてみました。(ちなみにAUXの直径は3.5mmとします。)
この聴き比べたランキングは完全に主観で決めたものですので、参考の一つにして下さい。
Rank | 特徴 | バッテリー寿命 | 防水性 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量(g) | 価格(2024-11-09調べ) | 色 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Fender Audio RIFF | 最大30時間 | IP54 | 270 | 136 | 123 | 2,370 | 76,780 | 黒 |
2 | Anker Soundcore Motion X600 | 最大12時間 | IPX7 | 310 | 81 | 170 | 1,930 | 24,990 | 黒、青、緑 |
3 | DENON HOME 350 | 電源 | なし | 380 | 229 | 180 | 6,700 | 55,277 | 黒、白 |
4 | Fender Audio NEWPORT 2 | 12時間 | なし | 184 | 75 | 133 | 1,500 | 27,960 | 赤、黒(4色) |
5 | Marshall Middleton | 20時間 | IP67 | 230 | 95 | 109 | 1,800 | 43,000 | 黒、クリーム |
6 | Anker Soundcore Motion+ | 最大12時間 | IPX7 | 257 | 79 | 81 | 1,050 | 9,999 | 黒、赤、青 |
7 | TRANSPARENT Small Transparent Speaker | 電源 | なし | 268 | 95 | 203 | 3,000 | 74,574 | 黒、白、メタル |
8 | Tivoli Audio Model One BT | 電源 | なし | 213 | 134 | 115 | 1,900 | 37,400 | 茶色、灰色など(6色) |
9 | TOSHIBA Tribit XSound Mega | 20時間 | IPX7 | 247 | 87 | 80 | 965 | 11,990 | 黒 |
10 | Victor SP-WS02BT | 12時間 | なし | 208 | 81 | 80 | 820 | 17,660 | 茶色 |
10位:Victor SP-WS02BT
Victorの「SP-WS02BT」は、木製の筐体で作られています。
連続再生可能時間は12時間、奥行きと高さが80mmほどであまりスペースを取らずに済みそうです。
そして、スピーカー部分には、ウーファーとツィーター、大型パッシブラジエーターを搭載しているとのこと。
聞いてみた感想としては、ウーファーとツィーターを搭載しているので、低域と高域どちらかへの偏りは少なくバランスの良い音でした。しかし、音の重さといったものが少なく、少し籠りがちな印象も受けました。
9位:Tribit XSound Mega
「VGP2022 SUMMER」という、オーディオビジュアル機器の魅力を熟知した評論家と全国の有力販売店によるアワード的なもので、金賞を受賞したスピーカーのようです。
低音を強調したい時に「X-bassモード」、低音域から高音域までバランス良く聴きたい時には「音楽モード」、オーディオブックやPodcastの音声を聴く時は「オーディオブック(Audiobook)モード」を設定して、自分のライフスタイルによって音質を変化させることが出来るようです。
楽曲を聴く時は、出力が30W対応で少しパワーが弱めかもしれません。しかし、前述の多機能さを兼ね備えていることを考慮すると、かなりコスパが良いスピーカーだと思いました。
8位:Tivoli Audio Model One BT
Victorの「SP-WS02BT」と同じく、木製の筐体で作られています。
と思いきや、カラバリは、Walnut / Beige、Cherry / Silver、Black Ash / Silver、White / Silver、Black Ash / Black Silver、Oak / Black / Blackの6色があります。このスピーカーを選んだら、どの部屋の内装にも合わせることが出来るかもしれません。
このスピーカーは、ポータブルのものではなく電源に繋いで動かすタイプです。
音質としては、そもそものスピーカーから音が出てくる穴が1つしか無いので、あまり音に広がりが無かったところが微妙でした。しかしながら、ポート(底面に開けられた穴)から取り出される音もある、バスレフ型スピーカーらしいので、底面の空間をどう形作るかによって低音の再生がもっと豊かなものになるかもしれません。(店頭で聞くとその部分は試せないのが難しいところですね。)
ちなみにこのスピーカーは、ラジオを聞くことも可能です。FMとAMで切り替えられて、アンテナもくっ付いています。
7位:TRANSPARENT Small Transparent Speaker
これまた珍しい外観で、アルミニウムフレームと強化ガラスで構成されているため、筐体が透明になっているスピーカーです。今まで紹介した木製の筐体とは一味違ったインテリアになりそうです。
カラーバリエーションは、その筐体のフレームで分けられていて、黒と白とメタルがあります。
底面には、色々なワイヤレス接続するためのコンパートメントなるものが格納されています。これで、Wi-Fi経由で他のデバイスと音楽再生を共有したり、Alexaと紐付けることも可能なようです。
そして音質としては、低音域と比べて高音域が少し弱めな気がしました。それから少し籠もる感じもしました。ガラスが筐体だとそんな感じの音の質感になるわけですか。しかしながら、筐体がガラスのスピーカーは少ないので、その中では候補として上に上がってきそうな感じはしました。
6位:Anker Soundcore Motion+
Ankerの「Soundcore Motion+」は、AUX接続が出来て完全防水のスピーカーです。
このスピーカーは、高さ81mm、奥行き79mmと、コンパクトな部類です。しかしながら、ハイレゾ対応で、BassUpテクノロジーによって、低音をより力強く鮮明に響かせているようです。そして、2つのネオジウムウーファーと2つのパッシブラジエーターを搭載しているようです。
聴いた所感としては、1万円を切る値段でこの音質はとてもコスパが良いと思いました。屋外でくつろいでいる傍で鳴らすには少し物足りない感じがしますが、室内ではアリなスピーカーだと思います。
ちなみにスマホで再生すれば、イコライザーや音量をアプリから変更することも可能なようです。
5位:Marshall Middleton
次は、Marshallから「Middleton」です。
カラバリは、Black and Brass、Creamの2色です。
このスピーカーには、76.2mm 15Wウーファー×2 、15.24mm 10Wツイーター×2 、76.2mm パッシブラジエーター×2が搭載されているようです。
聴いてみた所感としては、高音の部分の押しが少し弱いかなあと感じました。低音の部分はとても良いです。ヘビメタを聴く人にはかなり向いているスピーカーだと思います。低音域が強めなので、少し音が籠りがちな感じがしました。
また、本体上面にある「BASS」と「TREBLE」ボタンで、エフェクトをいじれます。
4位:Fender Audio NEWPORT 2
「Fender Audio NEWPORT 2」は、幅180mmで一体型スピーカーの中でも小柄な部類に入ります。そこを補っているためか高さはあるので、正方形のシルエットになっています。
カラバリは、Black/Gold、Black/Gunmetal、Red/Gold、Red/Gunmetalの4色です。
そんな小柄な筐体の中に、ウーファー2基、ツイーター1基が内蔵されています。サイズが小さいので、パワー不足が少し心配でしたが、籠る感じが少なく高音域も低音域もバランスよく聴くことが出来て、このコンパクトさで素晴らしい音質で再生してくれるスピーカーでした。
またこのスピーカーも、本体上面にある「BASS」と「TREBLE」ボタンで、エフェクトをいじれます。ちなみに、スピーカー内臓のマイクで、ハンズフリー通話も可能なようです。
3位:DENON HOME 350
次はDenonのスピーカーです。重量が6,700gでパワフルな音が楽しめます。
黒と白で2色のカラバリがあります。
このスピーカーには、20mm ドームツイーター×2、50mm ミッドレンジ×2、165mm サブウーファー×2が備わっているので、そりゃあ音質は良いですよね。力強い音が鳴ります。
おまけに、Amazon Music HD / AWA / Spotify / SoundCloudなどのストリーミングサービスと連携することが可能で、Alexaも搭載している充実っぷり。これはかなりの高性能スピーカーが出てきました。
・・・しかし、ただ単にPCのスピーカーとして利用するだけなので、そこまで多彩な機能は必要ありません。確かに音質はかなり良かったですが、そこまでの余剰な機能に対してお金は払いません・・・。
2位:Anker Soundcore Motion X600
そして次に、Ankerの「Soundcore Motion X600」です。こちらのカラーバリエーションは、黒、青、緑の3色です。
このスピーカーは、「空間オーディオ」に対応していて、スピーカー自体の幅はそれほど突出しているわけではないにも拘らず、広がりのある音を再生してくれます。通常の再生と「空間オーディオ」再生で切り替えることが可能です。
低音域と高音域を聴き比べてみて、少し高音が弱い印象を受けましたが、その空間オーディオ状態にすると、高音も低音も伸びのある音へと生まれ変わりました。
ワイヤレス対応ながら、ハイレゾ音源再生にも対応しているようです。臨場感のある音楽体験が楽しめそうです。
また、「Anker Soundcore Motion+」と同様に、スマホで再生すればアプリからイコライザーや音量を操作できるみたいです。
あと、取っ手も付いていて持ち運びやすそうです。これはかなり実用性が高そう。
1位:Fender Audio RIFF
今回試聴してみて1位に選んだのが、Fenderの「Audio RIFF」です。カラバリは黒のみです。
このスピーカーには、ウーファーx2、ツィーターx2、バスラジエーターx2が搭載されています。そりゃあ、さぞ良い音質なのでしょう。
ということで、聴いてみた音質が・・・、すばらしかったです・・・。低音域の重いパンチ、そして高音域の壮大な癒やし、これはとんでもないスピーカーと出会ってしまいました。
店頭で隣に置いてあった「Fender Audio NEWPORT 2」と聴き比べていましたが、最も明確な差を感じたのが高音域です。高音の伸びが明らかに違います。ここがこの商品を購入した決め手な気がします。
(なんと買ってしまいました・・・。)
また、このスピーカーも、本体上面にある「BASS」と「TREBLE」ボタンで、エフェクトをいじれます。
それに加えて、「パーティーモード」という機能を搭載しているらしく、最大100台のRIFFスピーカーをワイヤレスで接続可能らしいです。まあ、このスピーカー、3.5mm AUX端子に加えて、7mm AUX端子にも対応しているので、ギターをこのスピーカーに繋いでちょっとしたライブをすることも可能みたいです・・・。強すぎる・・・。
なんでそんな強いのかというと、このスピーカーを動かす時には、60W以上の電力が使用されているらしいです。今まで紹介してきたスピーカーの殆どは30Wの電力で動くものなので、そもそも使用しているエネルギーが2倍なわけですね。
なので、このスピーカーを充電するためには、15V/3A 以上の出力のUSB-Cアダプタが必要になります。僕が使っている15V/3A 以上の充電アダプタは、例えばAnkerの「735 Charger(GaNPrime 65W)」です。
スピーカーが入っていた箱もなんだか良さげでした。べた褒めですね。
まとめ
本記事では、僕が2024年に試聴したスピーカーをランキング付けして、簡単なレビューと商品紹介をしました。
この記事がスピーカー選びの参考になればいいなと思います。
おしまい
ああ、良き音質・・・
これは良くなってくるぞ。
以上になります
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